子育てあるある 〜乳児編〜

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 はじめての子育ては、経験者から話を聞いていたとしても、不安なものは不安です。
 “初めての子育て”は、わからないことだらけ。でも、大丈夫!!
 今でこそ話せる子育て経験者の嬉しかった話や恥ずかしい失敗談も踏まえ、『子育てあるある』乳児編をお届けします。

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 出産を経験し、子育てに入った私。
 退院後、一週間実家で生活しました。母や父にも協力してもらうこともありましたが、徐々に母親の自覚が芽生え、「頑張るぞ!」と張り切っていました。
 しかし、3時間おきにおっぱいをあげないと赤ちゃんは激しく泣きます。「赤ちゃんなのに泣き声ってこんなに大きいの!?」と戸惑いながらもその後満足して寝ている顔を見ると「かわいい〜」とニンマリ。
 どんな服を着せようかと、カタログを見ながらワクワク・・・。しかし、安心できる実家から帰ってみると、厳しい現実が待っていました。

●夜泣き・・・なんで?・・・不安が大きくなっていく
 3時間以上連続で睡眠ができなくなった。長く寝る子もいるけど、うちの子は基本昼夜関係なく3時間おきに泣いておっぱいを欲しがった。
 夜中ももちろん起こされる。たった数日で私は2時間おきに目が覚めるようになった。特に夜中おっぱいをあげていると、自然と「不平等」に感じる。
 あれだけ子どもが泣いているのに、旦那は熟睡。起きたところでおっぱいをあげられない旦那に何も頼むことはないが、無性に腹が立つ。「一番近くにいる他人」。子どもに手をあげないかわりに旦那の足や背中を蹴ったことは何度もある。

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 しかしこの3時間おきの夜泣きは続きました。お腹いっぱいにならないと夜泣きが続くこともあり、アパート住まいの私たちは、近所迷惑を恐れ、なんとか寝かせようと苦労したことを思い出します。たまに私のキックに旦那も起き、泣き止まない子を抱っこしながらふらふらと暗い部屋の中を歩き回るようになったり、ミルクを作りに行ってくれたりしました。そして奇跡的に寝かしつけに成功!しかし、ベッドに寝かせた瞬間、背中の温度が変わったからなのか、またたく間に泣き出します。二人で交代しながらチャレンジは続き、ようやく寝かしつけに成功!と思いきや、もう夜明け・・・。

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 この時期は「なんで?」のオンパレード。「寝てくれない」「泣き止んでくれない」を毎晩繰り返すようになると、“これってうちだけ?”とか、“よその家の子は大丈夫で、もしかしてうちの子だけじゃないだろうか?”と不安になってきたものでした。

 しかし、私は出産から半年後に予定通り仕事に復帰するため、子どもを保育園に預けるようになると、次第に生活が変わってきました。
 私自身当たり前のことですが、園の保育士と話すことができます。それまで抱えていた不安も軽くなったし、子育てに関する様々な情報を得ることもできました。また他のお母さんと顔見知りになり、話していくと“みんな同じなんだ”と思えるようになりました。
 現在、佐世保市内では子育て支援センターをはじめ、サークル・団体の活動が盛んに行われています。保育所や幼稚園に預けるまではこういう場に行くだけで同じような母親と出会えて情報交換もできるし気晴らしにもなるので、とても効果的でオススメですね。
 まだ赤ん坊の我が子も、他の園児の声を聞いたりして刺激を受け、脳も活発に働いて疲れたのか、朝まで熟睡することも増えてきました。

●発熱、急病・・・仕事は休めない。どうしよう?
 子どもが保育園に通いだして間もなくのこと。
 朝から様子がおかしいので熱を測ってみると38度を越えている!
 保育園に連絡し、小児科へ連れて行かねばならない。でも病院に行ってその後は?はじめての時は、とにかくパニックに陥りました。「仕事は休めない!」のに子どもは保育園に行けない!この時、朝6時、市内に住んでいる祖父母に連絡し、小児科へ迎えに来てもらい、夕方まで預かってもらうようにしました。
 明日もこうなるかも?と思って調べてみたら、『病児保育室』という存在を知りました。
 保育所や幼稚園に通っている子が病気になったり、回復中に集団生活ができないまたは自宅で休養した方が良いと診断を受けたときに、家庭にかわり預かってもらう施設です。預けている間も必ず誰か様子を見ていてくれるので安心です。病児保育室を知った時は、救われました。

 保育園での生活を送っていると、子どもは遊びを通していろんな病気をもらってきます。「インフルエンザ」や「麻疹(はしか)」、「風疹」、「とびひ」、「手足口病」・・・。保育園に通いはじめて2年間で登園できない病気をたくさんもらってきました。いつも朝から夕方まで一緒に居るからそれは仕方がないとわかっています。
しかしなぜか、明日は仕事を休めない大事な日に限って熱を出します。その度に病児保育室にお世話になりましたが、最初の一年か二年まで。いろんな病気を通して我が子は身体も丈夫になり、年少さんからはほとんど休むことなく登園しました。

よくある子育てあるある(乳児編)
●肩に子どものリバースが・・・
おっぱい・ミルクを飲んだ後、縦抱っこしてゲップさせますが、ゲップの時に少々リバースしてしまい、冬に厚着していると気づかずそのまま乾燥してしまうことに。
●同じ絵本を何度も繰り返し読まされる
夜寝る時に「これ読んで」と絵本を持ってくるが、寝るまで何回も読ませられる。もう本文すべて記憶してしまうことも。
●頭突きに泣かされる
一緒に寝ててもなぜか顔面に頭突きしてくる。旦那はメガネが壊れた・・・
●携帯電話もおもちゃと同じ
煎れたばかりのコーヒーカップの中に携帯を突っ込んで遊ぶことも。アンテナも伸ばしてよく口に入れる。話す時に耳にヨダレが・・・
●おむつを交換している間にやられる
新しいおむつを履かせようとした時に、ジャーっと始まる。
●立ったままう○ちしている姿がたまらない
真顔でキバッているのがかわいくて思わず笑ってしまう
●保育園にお迎えに行くと、すごい服装になっていることがある
園で粗相をし、着替えがなかったので園の服を借りている。他にも同じような子がいると、上は寒色の縦縞模様、下は暖色の横縞模様というコーディネートに。

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●物を突っ込みたがる
ビデオデッキが壊れたのでヘッド部分を見てみたら鉛筆がたくさん入っていた。スピーカーもやられた。
●やたらシールを貼りたがる
テーブルや壁、大事にしてる家具・家電などあちこちにシールが貼られる・・・。
●ママ友の前で怪獣ごっこをやらされる
「やられた〜」と苦しそうに言いながら倒れるまで続く・・・。
などなど。

 残念ながら、悲しいあるあるもひとつある。

●ニュースで知ってしまう子どもへの「虐待」や「DV」の事件を許せなくなる
 子どもを生む前は、さほど目くじらを立てるほどではなかったが、本当に不愉快で許せなくなっている自分に気づいた。でも加害者の気持ちも実は何となくわかる自分がいる。いざ、親になってみると、夜寝てくれない、泣き止んでくれない、部屋を汚す・散らかす・・・。頭の中で整理できずに「なんで?」と、つい感情的に怒ってしまうし、叩きたくなる時もあった。いつもギリギリで我慢できたけど、いつか手を上げてしまうかもしれないという不安もあった。
 でも子どもの寝顔を見たら、もうどうでもよくなる。つい叩きたくなった自分を「なんて親だ」と猛省しながらも、やらなくて良かったと安心する。

 私は感情的に怒りそうになると、ぐっと我慢してメモして残すようにした。
「○月○日○時頃、○○(名前)が、ウルトラマンの人形の腕が曲がっていると怒り、泣き出した。なぐさめても泣き止まず、私に八つ当たり。○○(名前)から左肩をウルトラマンで二度叩かれた」という感じでメモしている。将来子どもが結婚したいと女の子を連れてきたら、その女の子の前でこのメモ帳を披露してやろうと思っています(笑)

 



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